スキンタグ と、イボ痔 の症状は似ているので勘違いしやすい症状のひとつです。肛門皮垂とも呼ばれる スキンタグ は、イボのようなものが肛門に出来るという症状はイボ痔と似ていますが、スキンタグは、肛門周辺の皮膚がたるんで出来た「皮膚のしわ」なので、痔とは 違い 排便時に痛みがあったり、出血をしたりという事はありません。
しかし、痛みや出血が無いとはいえ、 スキンタグ もそのままにしておくと、かゆみ や べとつき などの肛門の違和感が出ることもある症状です。気になる症状があるようなら、その症状に合わせた治療を行う必要があると思います。
スキンタグ の 原因 とは
スキンタグ の 原因 は、イボ痔や切れ痔によって腫れた皮膚が、症状がおさまったあとに皮膚のたるみとなって残ったものです。
女性の場合は、出産後に スキンタグ が出来る場合があり、肛門の前側(仰向けに寝て12時の方向)に出来る事が多いのが特徴ですが、これは、出産によって出来た イボ痔 や切れ痔の症状が落ち着いた後に出来る可能性が高いそうです。
また、スキンタグ は、赤ちゃんが排便時に肛門が切れて出血した事が原因となり、出来る場合もあります。特に女の子の赤ちゃんに多いそうですが、よほど症状がひどくないかぎりは外科的な処置は行わないようです。
イボ痔や切れ痔が原因によって出来るスキンタグですが、痔の腫れや出血を繰り返しては、落ち着いてを続けているうちに、 スキンタグ がだんだんと大きくなっていく場合も多いそうです。それでも、かゆみや不快感が無い場合は、見た目さえ気にしなければ治療を行う必要はありませんが、トイレでの拭き残しなどでどうしても不衛生になりがちで、そこからかゆみやべとつきなどの不快な症状の 原因 になる可能性もありますので注意してください。
スキンタグ の 治療方法は
治療方法ですが、スキンタグは「肛門の皮膚のたるみ・しわ」なので、治療といっても顔のしわや、ダイエット後のお腹のたるんだしわなどと一緒で、ある程度小さくなる事はあったとしても、完全に無くなるという事はないので、完治を目指すのであれば切除手術を行う事になります。スキンタグ の手術は日帰りで行う場合がほとんどで、軽度なものなら円座クッションなどを必要とせず椅子に座る事も可能な場合もあるそうです。数日間はトイレでいきむと出血して痛みが出るそうですが、少しづつ落ち着いてくるようです。
しかし、スキンタグが原因で、かゆみや、べとつきなどの不快感があるけど手術はしたくないという「保存療法」を行う場合はどうしたらいいのかというと、まずは「その症状に合わせた治療薬」で、症状を改善させて、症状の再発を防ぐという方法で治療を行う事になるそうです。特に かゆみ の場合は、睡眠時に無意識に掻きつぶしてしまった事により、皮膚が炎症を起こしたり、雑菌が繁殖して、よりかゆみが増してしまうケースもよくあるので、まずは清潔を保ち、かゆみの症状を緩和させる事と、そもそもの原因となっている、イボ痔や切れ痔にならない為に、生活習慣を改善する事が治療に大切という事です。
かゆみやべとつきなどの不快感がなくても、見た目が気になるという理由で手術を行う方もいますが、病院によっては、手術を断られるケースがあるそうです。理由は、原因のイボ痔や切れ痔が再発する事によって再発する可能性が高いスキンタグですので、症状が軽度なのであれば、わざわざ切る必要も無いという考え方のようです。ただし、病院ならどこでも断られるというわけではないので、別の病院に行くとあっさり切除手術をしてもらえたという場合もあるようです。
コメント