いぼ痔を効果的に治療する方法のひとつとして、ジオン注射療法があります。切らない治療方法として、ジオンを多くの人が選んでいますが、本当に安全なのか、副作用や術後の痛みなど心配になるところも多いと思います。
そんなジオン注射について調べてみました。
ジオン治療法のいいところ
ジオン注射療法は、別名でALTA療法と呼ばれており、手術のようにイボ痔 を切除するわけではなく、イボに薬剤を注入し血流を抑えて硬化させ、肛門より外に出ないようにする治療方法です。
ジオン注射療法のいいところは、再発した場合でも再度処置する事が可能なところで、 内痔核による イボ痔 の治療をお考えの方に選ばれる事が多い治療方法です。しかし、手術で切り取る根治治療とは違ってイボ痔 の原因となりうる生活習慣の改善が大切となってきます。
ジオン注射の処置手順
イボ痔 を 切らずに治せるジオン注射 の治療方法ですが、下半身麻酔を使用し内痔核 の部分に注射を4箇所投与するだけですので、所要時間も通常なら15分程度で終了します。痛みも無く患者への負担が少ないのが特徴ですが、 ジオン注射はどの病院でも出来るわけではなく「当手技に関する講習会を受けた専門医の登録施設」ではないと治療が実施出来ないそうですのでご注意ください。
この理由ですが、 ジオン注射療法 は、『 四段階注射法 』という高度で特殊な手法で投与する為という事ですので、 イボ痔 を病院で治療する際に ALTA ( ジオン注射療法 )を選択肢に入れたいとお考えなら事前にホームページや電話で確認してから受診するのをおすすめします。
気になる副作用は
痛みもなく処置も短時間で済むというジオン注射ですが、処置後は発熱やむくみといった副作用があるそうです。また、数年経っても肛門部に違和感や鈍痛が残る可能性もあるそうなので注意が必要です。
また、再発率が高いのもジオン注射の気を付けるべきところです。しかし確率としては16%程度であることと、手術と比べて高いというだけですので考え方次第なのではないかと思います。
費用も15000円(3割負担)程で、手術と比べると安価で済む治療方法なので、選んでいる人も多いようです。
ジオン注射のまとめ
副作用の心配もありますが、ジオン注射は痛みもなく治療が短期間で済むので、周りの人に気づかれにくいというメリットもある治療方法です。
ポイントは、病院の治療実績ではないでしょうか。
腕のよい先生であれば、副作用の可能性もかなり低くなるようですので病院選びは慎重に。
最後に残念な話ですが、内痔核が外痔核と併発している場合などのように イボ痔 の状態によってはALTA の治療ができない場合もあります。こればっかりは イボ痔 の状態を診てもらわないとわからない話ですので、先生とよく相談して処置方法を選んでください。
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