イボ痔 について調べていると、 脱肛 という言葉もよく出てくるので調べてみたら、脱肛とは、肛門や直腸の下の粘膜が、肛門より外に飛び出てしまう症状の事を指すそうです。
ちなみに 脱肛 と 脱腸 は全く別物で、脱腸 は正式には 鼠径ヘルニアと呼ばれ、太ももの付け根の部分⇒鼠径(そけい)に、腹膜や腸などの一部が飛び出してしまう症状の事です。
誤解される事が多いようですが、実際は全く違うものです。
脱肛はどんな時に発症するのか
この 脱肛 という症状は、肛門より奥に出来る内痔核という イボ痔 によってお尻より内側の粘膜の部分が、トイレのいきみ時に飛び出るようになってしまう事が原因となって発症する事があるそうですが、それ以外にも、加齢や肛門周辺の手術による後遺症として 脱肛 の症状が出る場合もあるとの事です。
また出産により、肛門括約筋(こうもんかつやくきん)が機能不全となり、 脱肛 する事もあるそうですが、この場合は産後病院で薬などを処方してもらい治療する場合が一般的なようです。
脱肛 が慢性化するとどうなるか
この 脱肛 ですが、イボ痔 の症状が進行するにつれて慢性化して、悪化していくと常に脱肛したままの状態になってしまう場合があります。
私も一時的にではありますが、「常に脱肛した状態」になった経験がありますが、お尻に常に違和感があるし、痛いし、大変でした。
詳しくはコチラ⇒イボ痔3回目の悲劇
ちなみに、この症状が続くと、お尻の外に飛び出た状態からの粘膜から分泌物が出てくるので、下着が汚れたり、常にベタベタした感じが続いたり、皮膚が荒れて、かゆみが出る場合があるそうで、症状がおさまらない場合は最悪手術になる可能性もあります。
イボ痔が原因の場合でしたら、根治する為の切除手術もありますが、ジオン注射療法で切ること無く処置する場合もあります。
切らない方法のジオンのほうが、手術に比べ後遺症の心配も少なくてすみますし、費用の面でも手術に比べ安価で、何より入院する必要が無い場合がほとんどですので、ジオンでイボ痔を治したいと思うかもしれませんが、1~4まであるイボ痔の症状の度数によっては、ジオンでは対応出来ないかもしれませんので病院の先生に確認をしてください。
幸い私の場合は、手術やジオンといった処置を行う事なく、病院に処方してもらった薬によって脱肛の症状が落ち着きました。
でも、たかが数日の事ではありましたが、出来ればこうなる前に、病院で早めに イボ痔 の治療を始めておけばと後悔しました。もし、お尻の違和感にお悩みのようでしたら、早めに病院へ行く事をおすすめします。
脱肛とイボ痔の関係とは
要するに、内痔核が肛門より外に飛び出る状態の事を「脱肛」と呼ぶわけですが、症状の程度も人によって様々で、常に出たままの状態もあれば、トイレのいきみ時のみであったり、その日の体調によって、という方もいらっしゃいます。
イボ痔以外の原因で、脱肛 になる事もあるのですが、一度でも出血したり、トイレでいきんだ際に、お尻からイボが飛び出てきた経験をお持ちであるのであれば、イボ痔が原因による脱肛である可能性を疑ってもいいかとは思います。
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